まず、手相占いをする際に左右どちらの手を見るかという問題がある。流派などにより差異はあるが、右手を生まれ持った才能、左手を今現在の自分の状態とみなす方法が一般的である。もし仮に、右手の手相の方が左手の手相よりも際立ってよい場合は、自分の状況が潜在的に持っているはずの才能に追いついていないということである。右手の手相は自分の持っているはずの才能を指し示してくれているのである。
また、手相とは、なにも手のひらの上の線をみることばかりではない。手の線を見る以前から手相占いは始まっているのである。その際に注意すべき点は以下の5点である。①手の広げ方②手の厚さ③指の長さ④線の濃さ⑤線の多さ
① 手の広げ方には3種類ある。まず、躊躇なく相手にしっかりと手を広げて見せられる人は今の状況に自信があり、元気な人である。一方で、少し閉じ気味におずおずと手を差し出す人は、繊細であったり、今の状況に自信が持てず、悩んでいる人間である。最後のパターンとして、内側の指二本、すなわち薬指と中指が近づいているもしくはくっついている状態で手を差し出すパターンがある。このパターンで手を差し出した人はひどく疲れている状況にある。なぜならば、この2本の指の神経はつながっており、これを離して手を広げるというのはなかなかに労力を必要とすることであるからだ。
② 手の厚さに関しては肉厚な人と薄い人の2種類がある。肉厚な人は、心も厚いと言われている。パワフルで、独立独歩型の人間である。しかし、他人に対する気遣いを忘れがちである。手が薄い人は、二番手の立ち位置で活躍することのできるひとである。繊細であり、他人の気持ちをよく汲むことができる。ただ、周りの人に気を使いすぎてしまって、自分を押し殺してしまうことも多々ある。
③ 指の長さでは、人差し指と薬指を比較し、どちらが長いかに注目する。人差し指が長い人間は女性脳の持ち主である。理屈や理論よりも感情を優先し、ロマンチスト。薬指の長い男性脳の人は、競争心が強く、理論理屈を尊重し、なんでも一人でやり通そうとする。
④ 線の濃さに関して、若い人ほど薄いことが多い。手相の線が薄いということは自分の進むべき道がよくわかっていない証拠である。ゆえに、線が薄ければ薄いほど、何にでもなれるという無限の可能性を示しているともいえる。線が濃い人は、自分の進むべき道をしっかりと確定した人である。
⑤ 女優には線が多い人が多い。手相の線の多さは心のアンテナの多さともいわれる。つまり、線が多いと感受性が豊かである証拠である。しかし、多くを受け止めすぎてしまうことも。線が少ない人は、シンプルに考えることができる。ゆえに、切り替えがはやいという利点がある。
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