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関係代名詞「That」と「Which」の簡単ルール
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今回は多くの人を悩ます、関係代名詞「That」と「Which」の違いについて触れてみようと思います。この使い分け方については、ネイティブでもちゃんと理解している人はそれほど多くありません。しかしルールさえ覚えてしまえば、誰でも簡単に使い分け出来ちゃうんです。
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「That」と「Which」は使い分ける必要なし。迷ったら「That」。
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まず結論から言うと、日常会話では“That”と“Which”どちらを使っても問題ありません(笑)。関係代名詞の文法ルールとしては、人=Who、物事=Which、人/物事=That、となりますが、日常会話では“Which/Who”の代わりに“That”が使われることが多く、“That”の方が口語的かつカジュアルな響きがあり日常会話でも好まれる言い方です。なので用法を迷った場合は“That”を使えば問題ありません。
<例文>
Did anyone take the phone charger which/that was in the living room?
(誰かリビングルームにあった携帯の充電器とった?)
The documentary which/that I saw last night was really good.
(昨夜に見たドキュメンタリーは最高に良かった。)
I think the oysters which/that I ate for lunch were not good. I feel nauseous.
(お昼に食べた牡蠣が良くなかったかも。吐き気がする。)
しかし、これだけでは文法に手厳しい方の反感を買ってしまうでしょう(笑)。また、試験やフォーマルな文章を書く場合は、適切に使い分ける必要があるので、そのためにも使い分け方法についても触れていこうとお思います。
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「That」の後は不可欠な情報、「Which」の後は追加情報。
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文法の専門用語で説明すると“That”は「制限用法」に対し、“Which”は「非制限用法」となります・・・ 簡単に言うと、“That”の後に続く情報は文章全体に不可欠な情報に対し、“Which”の後に続く情報は単なる追加情報に過ぎず、文章全体に必ず必要な情報ではありません。以下の例を比較してみましょう。
1.My English school that is located in Irvine will be closed on Obon week.
(アーバインに位置する私の英会話学校は、お盆の週お休みをします。)
2.My English school, which is located in Irvine, will be closed on Obon week.
(アーバインに位置する私の英会話学校は、お盆の週お休みをします。)
和訳すると一見、二つの文章は同じように解釈してしまいますが、実は意味は異なります。
例文1では、私は複数の分校がある英会話学校を経営しており、そのうちのアーバイン校がお盆休みする意味合いになります。(他の校舎は通常どおり開校していることを意味する)よって“That”の後にフォローする“located in Irvine”は、文章全体に不可欠な情報であり、省いていしまうと文章全体の意味が異なってしまいます。
一方、例文2では、私はアーバインで(分校のない)英会話学校を経営しており、その学校がお盆休みする意味となります。よって“Which”の後にフォローする“located in Irvine”は、学校がアーバインにあることを示すだけの追加情報に過ぎず、省いても文章全体の意味は変わりません。
✔“Which”の文章は「コンマ(,)」で囲むが“That”は囲まない。
<例文>
I don't eat anything that contains MSG.
(化学調味料が含まれている食べ物は一切食べません。)
※全ての食べ物に化学調味料が含まれているわけではないので、ここでは「that」が適切。
This watch, which my grandfather gave me, is my favorite watch.
(祖父からもらったこの腕時計は一番気に入っている腕時計です。)
※「祖父からもらった」は追加情報なので“my grandfather gave me”を省いても全体の意味は変わらない。
Ramen shops that serve free "kaedamas" are the best.
(無料で替え玉を提供するラーメン屋はいいね。)
※全てのラーメン屋が替え玉を無料で提供しているわけではないので、ここでは「that」が適切。
ブログ記事URL:https://hapaeikaiwa.com/?p=11338
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「Pretty」の様々な用法
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皆さんは「Pretty」と言えば何が頭に思い浮かびますか?おそらく多くの人は「可愛い」が真っ先に思いつくのではないでしょうか?勿論、間違いではありませんが、ネイティブの日常会話ではこの「Pretty」という単語、その他にも色々な状況で使われていますのでご紹介しようと思います。
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1) She is pretty.
→「彼女は可愛いですね」
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整った顔立ちの女性や、可愛いらしい女の子を表す際によく使われる表現です。大人の女性に対して使うこともできますが、幼い可愛らしさの意味合いが含まれることから、どちらかと言えば若い女性(10代〜20代前半)に対してよく使われます。
✔“Beautiful”も同じような意味ですが、“Beautiful”は「綺麗な大人の女性」の意味合いが強く、外見に限らず中身が美しい人や知的美人など、内面からの美しさが滲み出ている人のことを指す。綺麗さで言えば“Pretty”よりも“Beautiful”の方が上。
<例文>
Your daughter is so pretty!
(あなたの娘さんはとても可愛いですね。)
I think she's pretty but she's so stuck up!
(彼女は確かに綺麗やねんけど、めっちゃ生意気やねんな〜。)
That dress looks great on you. You look so pretty!
(そのドレス似合っているね。すごく綺麗っ!)
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2) That's a pretty necklace.
→「素敵なネックレスですね」
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洋服やヘアースタイル、絵画から景色まで、目に入ってくるものが「素敵だね」と褒める場合によく使われるフレーズです。また、響きのいい名前の人に「That's a pretty name.(素敵な名前だね)」と言うように、視覚的要因以外に対しても使うことが出来ます。
✔一般的に女性が使う表現。
<例文>
Your scarf is so pretty! Where did you get it?
(素敵なマフラーだね。どこで買ったの?)
The sunset is so pretty! Let's take a picture.
(綺麗な夕焼けだね。写真撮ろうよ。)
This song is so pretty. Do you know who sings this song?
(ええ曲やな〜。歌ってるのは誰なん?)
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3) It's pretty cold today.
→「今日は結構寒いですね」
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この用法はネイティブの日常会話で最も頻繁に使われます。意味は“Very”とよく似ていますが、“Pretty”は“Very”よりワンランク下と覚えたら分かりやすいかと。例えば、「今日はとても寒いですね」は「It's very cold.」になりますが、「今日は結構寒いですね」は「It's pretty cold.」になります。また、「思っていたより〜だ」というニュアンスも含まれ、「It's pretty cold here.」と言うと「ここは思っていたより寒いね」という驚きの感情を表します。
<例文>
This curry is a little spicy but it's pretty good.
(このカレーちょっと辛いけど、なかなか美味しいね。)
That test was pretty hard. I thought it was going to be easy.
(あのテスト想像以上に難しかったわ〜。もっと簡単やおもてたわ・・・)
San Francisco is pretty far away. It's about a 6 hour drive.
(サンフランシスコは結構遠いよ。車で6時間くらいかかるからね。)
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4) I'm pretty good.
→「元気だよ・まあままだね」
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「How are you?」に対する返事の定番フレーズです。“Pretty good”は捉え方次第で「元気」と「まあまあ」の両方の意味を成します。ポイントは口調にあり、元気よく言えば「調子がいい」になりますが、元気のない声で言うと「まあまあ」になります。また“Pretty good”だと思う対象は、人の調子やコンディションに限らず、様々な状況で使うことが出来ます。
<例文>
It's pretty good. I've had better pizza.
(まあまあだね。もっと美味しいピザを食べたことあるけど。)
It was a pretty good movie. The ending was anticlimactic though.
(あっけない結末やったけど、ま〜ぼちぼちおもろい映画やったで。)
I'm pretty good at basketball. I played 4 years in high school.
(バスケはそこそこ上手だよ。高校の時に4年間やっていたからね。)
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5) I'm pretty much done.
→「大体終わりました」
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“Pretty much”は「大体」「ほとんど」「ほぼ」などを意味し、日常会話では“Almost”の代わりによく使われる口語的な表現です。しかし“Pretty much”は“Almost”より完成や終わりに近いニュアンスがあります。
<例文>
I can pretty much eat anything.
(大体何でも食べれんで。)
That's pretty much it. Does anyone have any questions?
(大体そんなところです。何か質問はありますか?)
I pretty much study English every night.
(ほぼ毎晩、英語の勉強をしています。)
ブログ記事URL:https://hapaeikaiwa.com/?p=9851
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関係代名詞「That」と「Which」の簡単ルール
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今回は多くの人を悩ます、関係代名詞「That」と「Which」の違いについて触れてみようと思います。この使い分け方については、ネイティブでもちゃんと理解している人はそれほど多くありません。しかしルールさえ覚えてしまえば、誰でも簡単に使い分け出来ちゃうんです。
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「That」と「Which」は使い分ける必要なし。迷ったら「That」。
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まず結論から言うと、日常会話では“That”と“Which”どちらを使っても問題ありません(笑)。関係代名詞の文法ルールとしては、人=Who、物事=Which、人/物事=That、となりますが、日常会話では“Which/Who”の代わりに“That”が使われることが多く、“That”の方が口語的かつカジュアルな響きがあり日常会話でも好まれる言い方です。なので用法を迷った場合は“That”を使えば問題ありません。
<例文>
Did anyone take the phone charger which/that was in the living room?
(誰かリビングルームにあった携帯の充電器とった?)
The documentary which/that I saw last night was really good.
(昨夜に見たドキュメンタリーは最高に良かった。)
I think the oysters which/that I ate for lunch were not good. I feel nauseous.
(お昼に食べた牡蠣が良くなかったかも。吐き気がする。)
しかし、これだけでは文法に手厳しい方の反感を買ってしまうでしょう(笑)。また、試験やフォーマルな文章を書く場合は、適切に使い分ける必要があるので、そのためにも使い分け方法についても触れていこうとお思います。
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「That」の後は不可欠な情報、「Which」の後は追加情報。
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文法の専門用語で説明すると“That”は「制限用法」に対し、“Which”は「非制限用法」となります・・・ 簡単に言うと、“That”の後に続く情報は文章全体に不可欠な情報に対し、“Which”の後に続く情報は単なる追加情報に過ぎず、文章全体に必ず必要な情報ではありません。以下の例を比較してみましょう。
1.My English school that is located in Irvine will be closed on Obon week.
(アーバインに位置する私の英会話学校は、お盆の週お休みをします。)
2.My English school, which is located in Irvine, will be closed on Obon week.
(アーバインに位置する私の英会話学校は、お盆の週お休みをします。)
和訳すると一見、二つの文章は同じように解釈してしまいますが、実は意味は異なります。
例文1では、私は複数の分校がある英会話学校を経営しており、そのうちのアーバイン校がお盆休みする意味合いになります。(他の校舎は通常どおり開校していることを意味する)よって“That”の後にフォローする“located in Irvine”は、文章全体に不可欠な情報であり、省いていしまうと文章全体の意味が異なってしまいます。
一方、例文2では、私はアーバインで(分校のない)英会話学校を経営しており、その学校がお盆休みする意味となります。よって“Which”の後にフォローする“located in Irvine”は、学校がアーバインにあることを示すだけの追加情報に過ぎず、省いても文章全体の意味は変わりません。
✔“Which”の文章は「コンマ(,)」で囲むが“That”は囲まない。
<例文>
I don't eat anything that contains MSG.
(化学調味料が含まれている食べ物は一切食べません。)
※全ての食べ物に化学調味料が含まれているわけではないので、ここでは「that」が適切。
This watch, which my grandfather gave me, is my favorite watch.
(祖父からもらったこの腕時計は一番気に入っている腕時計です。)
※「祖父からもらった」は追加情報なので“my grandfather gave me”を省いても全体の意味は変わらない。
Ramen shops that serve free "kaedamas" are the best.
(無料で替え玉を提供するラーメン屋はいいね。)
※全てのラーメン屋が替え玉を無料で提供しているわけではないので、ここでは「that」が適切。
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